オフィス移転にかかる費用はどれくらいのものなのでしょうか。移転にかかる予算を立てるうえでも大体の見積もりの基準を知っておくと助けになります。新しく入居するオフィスでの費用と、旧オフィスを退去する際にかかる費用の内訳をご紹介します。
新オフィスにかかる費用の内訳
新しいオフィスに入居する際には何かと費用が掛かります。具体的な費用の詳細は下記の通りです。
物件の初期費用
物件の契約時には敷金もしくは保証金が必要になります。敷金・保証金は賃借人が賃貸人に預け入れるものですが、オフィスの場合は賃料の12カ月分から6ヵ月分が相場です。敷金・保証金は退去する際に返還されます。最近は保証会社と保証委託契約をすることにより、敷金を減額してもらうケースも増えています。また、こうした不動産契約時の複雑な手続きや交渉をコンサルティング業者に委託する場合は、その分の費用も必要です。
内装工事費
内装工事費はどのようなオフィスにするかで大きく変わります。間仕切りの数や、レイアウト次第では、空調、電灯等、設備の増設、移設によって費用が高額になるケースもあります。また、オフィスのネット環境などのインフラを整えるための予算もとっておく必要があるでしょう。勿論、オフィスの広さや、もともとの物件の配線状況などによって内装にかかる工事費は変わりますので、物件を調べる際にはどのくらいの費用で内装工事をして新オフィスとして完成させることができるのか、内装業者と綿密な打ち合わせが必要です。
レイアウト設計費
オフィスのレイアウトは、無機質な空間になりがちなオフィスを適度にリラックスもできる過ごしやすい空間にする上で重要です。近年ではカフェのような空間を社内に作り、フラットな場を設けることで、より社員の創造性を引き出すスペース造りを考える企業も増えています。同時に、仕事場として業務上もスピーディかつ効率よく働けるようなレイアウトであることも大切です。こうしたレイアウトを自分で行うには、相当な労力や時間、また専門的な知識も必要となるでしょう。レイアウトにこだわりたい場合や、新オフィスを長く使う予定の場合は、レイアウト設計を外部の業者に委託するのが効果的です。ただし、その場合は、当然レイアウト設計費も発生します。レイアウトをしっかりと設計しておけば使い始めてから改装するという手間も省くことができるので、設計費も予算として計上し、入居前にしっかりと固めておきたいところです。
電気工事
電気工事は、新オフィスの間取りをどのようにするかによっても変わってくるでしょう。工事区分ではB工事扱いになるケースが多いです。分電盤から先の配線工事はC工事でできる可能性もあるので、仲介業者に相談しましょう。
引っ越し費
また、旧オフィスから新オフィスへの引っ越し費も忘れてはなりません。新オフィスへ搬入する家具や、オフィス用品も新調するのであればそうした備品の費用も必要ですし、旧オフィスから什器をそのまま移動させる場合でも引っ越し業者を雇うと費用が掛かります。
旧オフィスにかかる費用の内訳
引っ越しというと転居先でかかる費用に注目しがちですが、当然ながら旧オフィスを引き払うにも費用がかかります。
原状回復工事費
旧オフィスを借りた時の状態に復元する作業に必要な費用です。この工事は、最初に支払っている保証金の中から振り当てられることもありますが、分けて清算することをおすすめします。原状回復基準は、ビルによってことなりますが、住宅と違い、床・壁・天井の全てが工事範囲になります。壁紙など経年劣化によるものも原状回復工事の対象となります。どれくらい原状回復工事費の請求は、内装造作をどの程度行っているか、どのようにオフィスを使用してきたかによって左右されることが多いので、借りている時にはできるだけきれいに使用するように心がけましょう。
不用品の廃棄
旧オフィスで使用していたものでも新オフィスの雰囲気にそぐわないものや業務上使用することの無くなったオフィス家具などは処分しなければなりません。各自治体の方法に従って有料で廃棄する必要があるため、ここにも費用が発生します。オフィス家具などの不用品をリサイクルとして預かる業者に相談している場合は、買取によって不用品の処分費用を浮かせることもできるでしょう。
見積もりを取るときのポイント
見積もりを取る時には複数の業者で比較することをおすすめします。数々の移転にかかる費用を一括で見積もることができるよう、サービスを一括で行っている業者で検討するとわかりやすいかもしれません。また、業者によっては、レイアウト設計は無料でオフィス移転をバックアップしてくれるところもありますので、各業者の強みを生かし、移転を進めていきましょう。
このようにオフィスの移転には何かと費用が掛かりますが、工夫次第で安くすることも可能です。オフィスの内装工事にかかる費用は以下の記事もご参考にしてください。
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電話:0120-733-383
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