今回は、オフィスの仲介業者向け内覧会についてご案内します。
内覧会は、オフィスのリーシング活動においてとても大事な施策の一つですが、いきなり開催しようとしても、告知などの準備、当日の対応など、難しいところがあると思います。さらに、せっかく開催するのであれば、アンケートを取って今後のリーシングに活かしたいですよね。弊社ではお預かりしている物件の内覧会を適時開催していますので、準備から開催後のレポート作成まで、どのような段取りで行っているのか、この記事で詳しくご紹介させていただきます。
内覧会開催の目的
そもそもなぜ内覧会をやる必要があるのか?それは、仲介業者の担当者に物件を認知してもらうためです。賃貸オフィスの成約は、仲介業者経由での成約が多いため、より多くの仲介業者に知ってもらうことが大切なのです。
空室が多い市況では、テナント企業に紹介する物件数も膨大になります。その中で、内覧する物件を絞り込んでいくのですが、”営業担当者が物件を推してくれるか”、”ちゃんとプレゼンしてくれるか”が大事です。百聞は一見に如かずと言いますが、プレゼンの質を上げてもらうためには、営業担当に実際に見て頂くことが一番なのです。
内覧会開催の主な目的は以下の通りです。
・仲介業者の担当者に認知してもらう。(紹介、案内、成約へ繋げて貰いたい)
・アンケートの実施(ビルの評価。改善点、賃料設定についてアドバイスを貰う)
・メールアドレスを回収し、空室案内送付のためのメーリングリスト、FAXリストを充実化させる。

事前準備:仲介業者への告知
まずは仲介業者の担当者へ告知します。
当社では、メール配信にて約500社1,200名へ告知しています。
開催する曜日は、火曜日と木曜日金曜日の開催が多い傾向にあります。
開催数が多いと、来場者数が減る可能性がありますので注意が必要です。
時間は、10時から17時で開催されるケースが一般的です。

エンド法人への告知(別途費用)
周辺企業への告知をすることも可能です。
弊社が保有している企業データへのメール配信、近隣エリアへのポスティング営業を行います。(外部発注を行います。別途お見積り。約3~5万円程度)・弊社顧客への内覧促進を行います。(営業より直接紹介、メール、電話)
備品の準備、手配
会場に設置するデスクとイス。名刺受け、飲み物、配布する資料、案内資料、来場者への御礼品などを準備します。
当日の流れ
「○階にて内覧会開催中」の案内を1階のエントランスに貼ります。
貸室には受付を用意します。テーブルとイスがあればベストです。(外部委託のレンタルも可能です。2万円前後)

名刺受けと、飲み物、配布資料を机に並べます。
待機人数
物件の規模にもよりますが、受付対応と、説明要員として合計2名程度は必要です。
アンケートの内容は?

アンケートの作成は、Googleフォームなどのオンラインツールがおすすめです。集計にかかる手間や時間を削減することができます。仲介業者の担当者の声を聴くことで、早期のリーシングにつなげます。
質問項目は物件に合わせてカスタマイズします。
主な項目は以下とおりです。
・立地に対する評価
・アクセスに対する評価
・設備に対する評価
・外観、エントランスに対する評価
・室内に対する評価
・募集賃料の妥当性
・フリーレントの妥当性
・引渡し状態について
・改善点
・今後のマーケットのについて
・近隣の成約事例
レポートを作成・提出
アンケートを集計して報告レポートを作成します。
今後のリーシング活動の参考にして頂けるようなレポートを作成致します。

電話でのお問合せ:03-6432-4100