サテライトオフィスのメリット・デメリット

近年、都心を中心にサテライトオフィスを利用する企業が増えてきております。
これからサテライトオフィスを導入しようか迷っているという企業も多いことでしょう。
そこで、今回はサテライトオフィスのメリットとデメリットについてご紹介します。
サテライトオフィスとは
そもそも、サテライトオフィスとは企業が本社から離れた場所に設けるオフィスのことを言います。
サテライトとは英語で「satellite(衛星)」という意味で、本社を軸として点在している姿からこの名が付けられました。
サテライトオフィスにはどんなメリットがある?
では、サテライトオフィスを設置することで、どのようなメリットがあるのでしょうか。
コストの削減が可能
もし、都心部に本社、および支社を設けるとなると莫大な費用がかかります。
しかし、サテライトオフィスであれば場所によって従業員の本社まで通勤する交通費や、オフィス自体の賃料などの費用を抑えることが可能です。
従業員にとっても、本社の場所に縛られることなく、郊外の家賃が安い場所からサテライトオフィスに通勤することもできるため、働く選択肢が増えることでしょう。
コミュニティ形成
都心部に企業が固まっていると、なかなか都心以外の地域のことを理解することは難しいでしょう。
しかし、サテライトオフィスを利用することで、今まで見えていなかった地域特性や、新たな顧客層の発見につながるかも知れません。
日々のビジネスワークの中にも、今後のビジネスの小さなタネを見つけることに役立てることが重要となってくるかと思います。
仕事の効率がUP
従業員がわざわざ本社まで片道1時間以上を移動に費やすこともあるでしょう。
移動のために時間を使うのではなく、朝のメールチェックや午後からのアポイントなど、小さな仕事だけでも時間を有効活用したいものです。
サテライトオフィスを導入することで、移動時間を短縮、そして従業員にとっても気持ちのゆとりを持つことができるため、結果的に業務効率が上がることでしょう。
時間もコストですから、できるだけ時間を無駄にすることなくビジネスの発展に費やすことが大切となります。
ワークライフバランス
従業員の時間にゆとりが生まれると同時に、家族団らんの時間、子育て、休日の娯楽など、それぞれの理想的な時間の過ごし方を実現することが可能です。
仕事だけに時間を奪われてしまっては、心が窮屈になります。
こういったメリットを実現できるサテライトオフィスは次世代の働き方と言っても良いでしょう。
サテライトオフィスのデメリットはあるの?
メリットをご紹介しましたが、サテライトオフィスを利用するにあたってのデメリットはあるのでしょうか。
本社との情報共有ロス
本社からの日々の業務指示や、打ち合わせの日程など、さまざまな情報をオンラインツールで共有していくこととなります。
そこで生じてしまうのが情報共有の漏れだったり、確認不足だったりと、いつも以上にホウレンソウが必要となることでしょう。
また、本社でなくてはならない大事な会議などもあるかと思います。
一つ一つの連絡を漏らすことなく業務を遂行していくことがさらに大切です。
セキュリティ対策を万全に
企業にとって情報は財産です。
サテライトオフィス設けることにより、情報管理をしなければならない空間が増えることになりますから、以前よりも情報が漏れるリスクが高くなります。
セキュリティ対策として、全ての部屋をICカードで管理することや、モバイル媒体のパスワード管理などが今まで以上に重要となることでしょう。
書類の保管場所は、必ず1ヶ所にまとめるなどのルールも決めると安心です。
このセキュリティ対策に関してはサテライトオフィスに限った話ではありませんので、企業全体が気をつける必要があります。
事業展開することによる業務量増加
サテライトオフィスを導入することにより、地域的な事業を新しく展開していく企業も多くあることでしょう。
しかし、それがきっかけで時間のゆとりを得るどころか、以前よりも業務スケジュールが忙しくなってしまう可能性も十分にあります。
企業として、何のためにサテライトオフィスを導入するのかをしっかり検討する必要があるでしょう。
サテライトオフィスを導入しよう!
今回はサテライトオフィスのメリット・デメリットについてご紹介しました。
都心に集中した本社からあえて遠ざけてサテライトオフィスを設けることで、企業にとっても従業員にとっても、双方メリットがあるお話です。
デメリットについてもしっかり理解した上で、企業がこれからどのような働き方を重視していくのか、方向性を見定めましょう。
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