東京都心エリアの賃貸オフィス空室率・平均賃料速報と市況感（2022年6月公表）

2022年6月公表（2022年5月末時点）の東京都心主要5区のオフィス空室率と平均賃料をまとめました。

新築物件の募集状況や、新築物件をご検討されたい企業様は是非ご参考になさってください。

空室率と平均賃料をまとめたデータ資料をダウンロードできます。

◆ 東京主要5区の空室率 ◆

2022年5月末の東京主要5区のオフィス空室率は ６. ８５%（前月比＋０. １０％）でした。

平均空室率を見ると、2021年6月末時点に6％台に上がってからは今に至るまで約1年間ほぼ横ばいの推移です。しかし、区ごとに見てみると港区（赤坂・六本木・新橋など）や中央区（銀座・八重洲・日本橋）などのいわゆる「オフィス街」の空室率は上昇傾向にあります。中央区に関しては6.02%→7.89%と大きく変化が見られます。

一方で、5区の中でも著しく減少傾向にあるのが渋谷区です。約1年前の空室率が6.96%であったのに対し、今回のデータでは4.64%まで下がっています。渋谷エリアはベンチャー企業を筆頭に、スタートアップ企業からも根強い人気があり、さらに近年は大型オフィスビルも新しく竣工されているため大企業～中小企業からの需要も高まってきているためと考えられます。

空室率が低い順にすると以下になります。

◆ 東京主要5区の平均賃料 ◆

2022年5月末の東京主要5区のオフィス平均賃料は ２１，１９５円（前月比－９１円）でした。

港区や中央区は若干の変動はありましたが、1年を通して全体的にはほぼ横ばいの推移です。コロナ前の数字と比べて大きく賃料が下がっているのは渋谷区で、27,220円（※20/1時点）→23,505円 となっています。

平均賃料が高い順でみると、以下になります。

各エリアの賃料相場は以下からもご確認頂けます。