免震構造と制震構造について
東日本大震災以降、BCP対応を重視する企業が増えました。
オフィスビルもいままで以上に構造や災害対応が注目されるようになりました。
今回は、免震構造と制震構造の違いや仕組みについてご説明したいと思います。
免震構造のしくみ
従来の建物は、杭などの基礎で、建物と地面がくっついていました。
そのため、地震が起きると地面の揺れがそのまま建物に伝わります。
免震構造の建物は、建物と地面の間に「免震ゴム」という免震装置が挟まれています。
地震の際には「揺れる力」をゆっくりと動きながら吸収していきます。
結果として建物に地震の揺れが伝わりにくくなっているのです。
免震装置はアイソレータ(動く部分)とダンパー(動きを抑える役目)のセットとなっています。
免震構造を採用している東京都心の主なオフィスビル
中層程度のビルで採用されることが多かった免震構造ですが、
近年は免震構造と制震構造を組み合わせたりすることにより、
高層ビルでも採用されるようになってきました。
<千代田区>
<中央区>
<港区>
日比谷ビルディング(2016年竣工予定、港区新橋1-1-1)
CROSS PLACE浜松町(2015年竣工、港区芝公園1)
<渋谷区>
<品川区>
制震構造のしくみ
制震構造は、建物内部にダンパーやブレースを設けて、地震や強風による横揺れの力を吸収して、揺れを少なくする仕組みです。
免震構造と比較すると、免震構造はゆーっくりと動くのに比べ、揺れ幅を少なくしている感じです。
超高層ビルに採用されているケースが多いです。大規模リニューアルにより、あとから制震装置を設置しているビルもあります。
制震構造を採用している都心の主なビル
<千代田区>
<中央区>
<港区>
JTビル(1995年竣工)
制震構造ビルは上記以外にも多数あります。
免震、制震構造をお探しの際は、お気軽にお問い合わせください。
【お問合せ】
電話:0120(733)383
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