オフィスの換気で衛生面も心もリフレッシュ!正しい換気方法について

昨今はコロナ禍の影響によって、より一層換気の重要性が問われています。換気をすることで、健康で快適な生活を送ることができますので換気について詳しく考えていきましょう。

具体的に推奨されているのは、機械換気による常時換気であり、機械換気がない場合は定期的な窓やドアを開けての換気になります。

今回は、オフィスの特徴に合わせた換気方法や対策についてご紹介いたします。

目次

換気とは

室内の空気と外の空気を入れ替えることを言います。換気によって、室内の空気中にある汚染物質を外へ出すことや薄めることができます。汚染物質とは、二酸化炭素、一酸化炭素、ハウスダスト、花粉、ウイルスなどがあり、換気をすることで室内の空気をきれいにすることが期待できます。

換気の重要性

締め切ったままでは、汚染物質が室内にずっと存在したり、増えたりすることも考えられるため、人間に対して悪い影響を与えます。

オフィスや店舗が入っている建物は、建築基準法により基本的には室内の換気設備が設置されているため換気がしっかりできています。一方、会議室で大人数が会議をする場合などには、換気設備だけでなく窓やドアを開けて空気を入れ替えることをお勧めいたします。

換気の方法

☆10階建て以下の小型から中型のオフィス

①換気設備の確認

設置している換気設備の確認をします。リモコンや換気設備、換気口の場所を確認し換気法を把握しましょう。換気に使う壁や換気口には必ずフィルターがついていますので、フィルターのお手入れも定期的に忘れずに行いましょう。フィルターが汚れたままの場合は、換気能力が落ちてしまいます。

換気設備のリモコンは、エアコンのリモコンと一体になっていることがあります。過ごしやすい季節には冷房や暖房だけでなく、換気も止めてしまっていることがありますので注意してください。

②空気の通り道をつくる

窓や入口のドアを開けて空気の通り道をつくります。オフィスでは、レイアウトが変更されることが多いため、新築時に設計された空気の流れが制限され、空気のよどみが発生することがあります。そのため、換気設備の使用と併せて窓や入口ドアをあけて空気の入れ替えをすることが効果的です。1時間に10分程度の換気が良いと言われていますが、換気時間を短くして間隔を短くする方が換気の効果は大きくなりますので、1時間に5分の換気を2回するなど、できるだけ換気の回数を増やすと効果的です。

空気の通り道を作るには、1カ所の窓を開けるだけでなく、2カ所の窓やドアを対角線上に開けると効果的です。

③キッチン換気扇の活用

排気量が大きいキッチンの換気扇も換気の補助としての活用が可能です。同時に、キッチンから離れた窓やドアを開けることで、空気の通り道ができるので効果的です。

窓を開けても風が入りにくい場合・・・空気が入ってくる窓を小さく開け、空気が外に出る側の窓を大きく開けるとよいでしょう。その方が、勢いよく流れる性質がありますので室内のより広い範囲を換気することが可能です。

窓がない会議室などの場合・・・その部屋付近の換気口を確認し、部屋のドアを開けて、サーキュレーターなどを利用して部屋の外か中に空気が流れるようにすると良いでしょう。

換気口は部屋の外にある場合・・・ドアを開けてサーキュレーターなどを利用し部屋の外に空気を出すようにしましょう。その際は、部屋の奥と手前の両方にサーキュレーターがあると効果的です。

換気口が部屋の中にある場合・・・ドアを開けて、サーキュレーターなどでその部屋の中に風を送り込むようにすると効果的です。

冬の寒い時期の換気・・・窓を開けて行う換気により、室温が急激に下がることが懸念されます。その際は、二段階換気がおすすめです。二段階換気とは、まず人がいない部屋の窓を開けて外の空気を入れます。そして、その空気を人がいる部屋に取り込むという方法です。そうすることで、一気に室温が下がることを防げます。また、窓を少しだけ開けて時間をかけて換気することもお勧めです。

☆窓が開かない大型ビルの中にあるオフィス

基本的には、換気は機械によって効果的に行われています。広い空間の場合は大型の機械で行った方が効率良く換気できるため、機械室にある換気設備にて建物の管理会社が運転操作を行います。こちらは建築基準法で健康に影響が生じない十分な換気設備を設置することが定められてるため比較的安心です。ただし、換気設備の運用は建物によって稼働している運転時間が異なるため、休日出勤などの場合は、換気がされているか管理会社などに確認することをお勧めいたします。

まとめ

オフィスの換気には、備え付けの換気設備を確認して適切な換気を行いましょう。しかし、フィルターが汚れていることや、オフィスのレイアウト変更などにより換気が十分に行われていない可能性もありますので、今回紹介した換気方法を参考に空気の流れをつくることで効果的に換気をすることができます。また、会議室などでは利用後にドアを開けたままにするなど、人の動きに沿って無理のないよう換気する習慣を心がけましょう。

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