オフィス移転や新規開設を検討中の皆さん、適切なオフィスの選び方に頭を悩ませていませんか?
セットアップオフィスは、事前に必要な設備や環境が整備されており、手間なくスタートできるのが魅力です。特に、新規事業や拠点の拡大を迅速に進めたい企業にはピッタリの選択肢と言えます。
本記事で、セットアップオフィスの選び方のコツや、注目すべきエリア、賃料の相場、そして選択時のポイントを深堀りしていきます。
セットアップオフィスとは
セットアップオフィスとは「受付や会議室などの一部の造作が”設置済み”のオフィス」です。
施工費用は貸主が負担しますので、借主は初期費用を削減することができます。
セットアップオフィスの詳細はこちらの記事をご参照ください
セットアップオフィスのメリットは?こんな企業におすすめ
最先端のおしゃれなオフィスに入居したい
セットアップオフィスはデザイナーが設計するため、おしゃれなオフィスが多いです。おしゃれなオフィスは人材採用にも効果が期待できるため、採用ページにオフィス写真を掲載されている企業も多いです。
レイアウトプラン作成に時間をかけたくない
通常のオフィス物件を借りると、レイアウトや什器購入の打合せに2か月から3か月間程度かかります。セットアップオフィスの場合、打合せの手間を省くことができます。
入居工事費用を抑えたい
造作工事費用は貸主が負担するため、借主が負担するのは「ネットワーク工事費用」「引っ越し費用」程度で済むケースもあります。
成長過程にあり、数年後にさらに拡張移転を計画している
従来の賃貸オフィスでは、多額の内装工事費用をかけるため、移転サイクルは5年から7年くらいが一般的と言われていました。ですが、成長過程のベンチャー企業など、移転サイクルが短い企業にとっては費用がネックになっていました。セットアップオフィスの場合、短期間で移転が可能ですので、このようなニーズにおすすめです。
セットアップオフィスを探す際のポイント
セットアップオフィスを探す場合、以下の項目をポイントに探すことをおすすめします。
会議室の数
セットアップオフィスが多い面積帯は30坪から50坪程度です。会議室は1つか2つというのが多いです。会議室は増設することも可能ですが、原状回復が必要になりますのでご注意ください。
執務エリアの想定席数
イメージレイアウトを用意しているので、席数の確認ができると思います。最近のトレンドでは、ラウンジエリアを設けているケースが多いです。自社の働き方(出社率、フリーアドレス)に合わせて検討しましょう。
エリア・予算
セットアップオフィスの賃料は通常の賃貸物件と比較すると割高なケースが多いです。ただ、エリアを妥協すると割安な物件もありますので根気よく探しましょう。
契約内容で注意するポイント
セットアップオフィスの敷金・保証金は?
セットアップオフィスの場合、保証会社をつけることで「敷金・保証金」を減額できる物件が多いと思います。
セットアップオフィスの貸主は、リーシング方法に柔軟な考え方を持つ方が多い傾向があります。セットアップオフィスを選択するニーズに「初期費用を抑えたい」というのがありますので、預託金を抑えたい場合は保証会社を利用するのもおすすめです。
セットアップオフィスの契約形態
賃貸借契約には「普通借家契約」と「定期借家契約」があります。普通借家契約は途中解約が認められていますが、定期借家契約の場合は期間満了まで解約することができません。”定期借家契約5年”などの場合、途中で解約すると、残存期間の賃料も支払わなければなりませんので注意してください。普通借家契約の場合でも、解約禁止期間が設けられている場合がありますので確認しましょう。
※レンタルオフィスやサービスオフィスは”賃借権”が発生しない「施設利用契約」のケースが多いです。
セットアップオフィスの引き渡し状態。什器の有無
セットアップオフィスの什器の有無は物件により異なります。一般的に多いのが、会議室の什器のみ設置されているというパターンです。この場合、執務エリアの什器は持ち込みが必要です。
一方、執務エリアやリフレッシュエリアの什器まで付属しているというケースもあります。このような物件は、30坪前後の物件に多く、サービスオフィスからの移転に特におすすめです。
セットアップオフィスの原状回復基準
セットアップオフィスの場合、原状回復基準が細かく設定されていることが多いです。
一般的には、床の張り替え、天井塗装、壁面クロスの張り替え、クリーニングというのが多いです。パーティションなどの造作は貸主の所有物ですので撤去不要です。什器を破損してしまった場合は弁償する必要がありますのでご注意ください。
セットアップオフィスが多いエリアは?賃料は?
数年前までは中央区や港区でセットアップオフィスが多い印象でした。ただ、現在は空室率が上昇していますので、千代田区、新宿区、渋谷区でもセットアップオフィス化する物件が増えています。
セットアップオフィスの賃料は、通常の賃貸仕様に3,000円/坪から5,000円/坪程度上乗せしてしるケースが多いです。ただ、ビル全体をリニューアルしている場合はそれ以上のケースもあります。
セットアップオフィスに特化した検索サイト「Rakna」
当社ではセットアップオフィスに特化した検索サイトを用意しています。
特徴としては、「#会議室」「#会議室2つ」「#什器付き」など、ハッシュタグで絞り込みができます。もちろんエリアや面積、賃料でも検索することが可能です。
物件を閲覧いただくには会員登録(無料)が必要となっていますが、当社が運営する居抜きオフィス検索サイト「vviit」とID・パスワードは同一となっていますので、登録していただくと「セットアップオフィス」「居抜きオフィス」のすべての物件をご覧いただくことができます。ぜひこの機会にご登録ください。
まとめ
セットアップオフィスは、即戦力としてのオフィス環境を求める企業にとって魅力的な選択肢です。おすすめのエリアや賃料相場を参考に、自社のニーズに合ったオフィスを見つけることができるでしょう。
しかし、契約前には細かな条件や設備をしっかりと確認することが重要です。
最適なオフィス選びで、ビジネスの成功を一歩前進させましょう!