【2023年最新版】今人気の”セットアップオフィス”のメリットとデメリットとは!?賃料設定や初期費用についてもご案内


今回は、人気のセットアップオフィスをご紹介します。

セットアップオフィスは貸主負担で受付や会議室が設置されているため、移転費用を抑えたい企業や、レンタルオフィスからの移転先として人気が高まっています。物件の面積帯も大型化しており、100坪以上のセットアップオフィスも増えています。

ここでは、セットアップオフィスのメリットやデメリット、居抜きオフィスとの違い、セットアップオフィスがおすすめの企業、セットアップオフィスに入居したお客様の事例をご紹介します。

RAKNA
目次

セットアップオフィスとは

セットアップオフィスとは、賃貸オフィスの形態の一つで、受付や会議室などの造作が設置済みの賃貸オフィスです。

工事費用は貸主が負担しますので、初期費用を抑えたいベンチャー企業などに人気となっています。

物件によっては執務エリアの什器も付属しているため、レンタルオフィスからの移転にも人気があります。

セットアップオフィスがおすすめの企業

  1. オフィス移転に手間や時間、お金をかけたくない
  2. スタートアップ企業
  3. レンタルオフィスからの移転(ビルグレードを落としたくない)
  4. 移転時にかかる初期費用を抑えたい企業
  5. 短期間(3年程度以内)で移転する可能性が高い企業

このような場合、セットアップオフィスが向いていると考えられます。

特に、成長段階にあるベンチャー企業におすすめです。人が増えて手狭になっていて、移転したいが忙しくて移転プロジェクトにリソースをさけられない。さらに、人は増え続けるため、2年後くらいにはまた移転するかもしれない。といったニーズにぴったりなのがセットアップオフィスです。おしゃれなデザインのオフィスは採用にも効果的と言われていますので、採用のための費用として考えられる企業もあります。

セットアップオフィスのメリットとは

セットアップオフィスの主なメリットは以下のような点があげられます。

  1. プロのデザイナーが設計したおしゃれなデザイン。人材採用にも効果あり
  2. レイアウトプランの検討はほぼ不要。悩まなくて済む
  3. ”敷金ゼロ”も‼賃貸借契約にかかる初期費用も内装工事費用も抑えられる
  4. 通常オフィスと比較すると、工事期間が短くて済む
  5. 賃料を経費として計上できる

1. プロのデザイナーが設計したおしゃれなデザイン。人材採用にも効果あり

セットアップオフィスは、最新のトレンドに沿って設計、デザインされています。おしゃれな物件が多く、最近では「テレフォンブース」を設置している物件を多くみかけます。

2.レイアウトプランの検討はほぼ不要。通常のオフィス移転は手間も時間もかかる

通常のオフィス物件の場合、まっさらな内装状態で引渡しを受けます。まず、どのように受付にし、机を何席分配置するかを考え、内装会社に設計を依頼します。出てきた図面に対して修正を繰り返し、レイアウトを決定します。そして、見積もりを依頼して、金額が合意したら内装工事の発注と工事手配をします。このように、内装工事の発注までにたくさんの手間や時間がかかります。通常業務と並行して行う場合はかなりの労力を費やすことになりますね。

セットアップオフィスは、いわばリフォームが済んでいる上に家具まで付いている賃貸住宅のようなものです。おしゃれなデザインの空間と、さらに机やイスなどの什器がそろっているオフィスもありますので、パソコンを持ち込めば速やかに業務開始が可能になるでしょう。特に、什器付きの物件はレンタルオフィスからの移転におすすめです。

3.”敷金ゼロ”も‼賃貸借契約にかかる初期費用も内装工事費用も抑えられる

セットアップオフィスは契約時の初期費用も抑えられます。「入居しやすく、退去しやすい」をコンセプトにしているため、契約締結時の「敷金」も低めに設定している物件があります。通常オフィスは「賃料の12ヵ月分」が一般的ですが、セットアップオフィスは「賃料の6ヵ月分」程度の物件が多数あります。中には「敷金ゼロ」としている物件もあります。

4.通常オフィスと比較すると、工事期間が短くて済む

セットアップオフィスに入居する際に必要な工事項目は以下の通りです。

  • 電気配線工事(配線済みの物件もあります)
  • 電話、LANなどの通信工事
  • 引越し作業

通常のオフィスに入居する場合、上記のほかに「造作工事」「間仕切り設置工事」「防災工事」「空調工事」が必要です。作業時に音や匂い、振動が発生する場合は土日や夜間にしか作業できないため、4週間以上かかることが一般的です。

電気、電話工事は平日でも可能なことが多く、週末作業となるのは引越し作業くらいです。セットアップオフィスの場合、早ければ契約締結後1週間程度での引越しも可能です。

5.賃料は経費として計上できる

通常の賃貸オフィスの場合、造作や間仕切りなどの内装は「資産」として貸借対照表に計上します。セットアップオフィスの場合、内装費用が賃料に転嫁されていますので、「内装を経費として計上」という考え方もできるということになります。「会社として資産を持ちたくない」「利益率が高い」といった企業にもおすすめです。

セットアップオフィスのデメリットとは

セットアップオフィスを検討される場合、以下のようなケースもありますので、セットアップオフィスに詳しい仲介業者に相談されることをお勧めします。

  1. 会議室などの個室の追加工事ができない物件がある
  2. 通常の物件と比較すると、募集物件数が少ない
  3. 100坪を超えるような大型物件が少ない
  4. 入居期間が5年を超える場合、割高になる可能性がある

セットアップオフィスは、入居時の手間がかからない一方で、オフィスデザインの自由度は低くなります。企業のアイデンティティを表現したい企業には、物足りなさを感じるかもしれません。

また、通常のオフィスに比べるとセットアップオフィスの賃料は高めに設定されています。キャッシュフローだけを考えると、5年以上の入居で通常オフィスのコストを超える場合もあります。

居抜きオフィスとの違いは?

セットアップオフィスと居抜きオフィスの違いは以下の通りです。

項目セットアップオフィス居抜きオフィス
内装貸主が費用負担して設置前テナントの残置物
原状回復工事貸主が設置した造作は解体不要前テナントから原状回復義務を承継するので必要
賃料内装工事費用を上乗せ通常通り
敷金通常よりも低く設定通常通り

セットアップオフィスがもたらす効果

おしゃれで洗練されたオフィスは従業員のモチベーションアップにつながります。コロナ禍では、働きやすい安全なオフィス環境が求められています。採用ページにオフィス写真を掲載し、リクルーティングに活用されている企業もあるようです。

気になるコストや使い勝手は?

通常の賃貸オフィスと比較すると、入居の際にかかる初期費用はかなり削減できます。造作などの工事費用は貸主側が負担しますので、入居者は、電気や通信の工事費用、引越し作業費用、追加什器の購入費用などを負担します。

使い勝手は、プロが考えたレイアウトプランですので、使いやすく、居心地の良いオフィスになっていると思います。さらに、大手設計事務所が手掛けるおしゃれなオフィスは、配色や装飾のデザインが素晴らしい上質な空間になっていますので、お得感があると思います。

アメリカの大手設計事務所ゲンスラーが手掛けるセットアップオフィス

物件の面積帯は30坪~50坪が多数。最近は100坪以上の物件も増加中

セットアップオフィスが多い面積帯は30坪~50坪程度です。理由は、レイアウトプランの汎用性です。30坪前後のオフィスでは、「受付、会議室が1つ、執務エリア」というゾーニングが一般的です。100坪を超えてくると、企業によって個室の数や希望するレイアウトプランが異なってきますので、セットアップオフィスは少なくなります。また、貸主側の費用負担額が高額になるというのも要因の一つです。ただ、2022年後半から100坪以上のセットアップオフィスも増えています。企業の成長に合わせてセットアップオフィスでの移転を繰り返している企業が増えていることが要因です。デザインに凝った物件が多く、おしゃれなオフィスをお探しの企業におすすめです。

セットアップオフィスを是非検索してみてください。

まとめ

セットアップオフィスは、あらかじめ内装工事が施されて、最低限の必要な設備などもそろっているため、移転後スムーズに業務を開始できるので、魅力的なオフィスの形となります。

セットアップオフィスを上手に活用することにより、移転のコストや手間を軽減してくれることが期待できます。

今回紹介しました、セットアップオフィスのメリットとデメリットを理解した上で検討することをおすすめいたします。自社に合ったセットアップオフィスを探してみてください。

セットアップオフィスに入居した事例

実際にセットアップオフィスにご入居された企業の事例インタビューです。セットアップオフィスを選んだ理由などを伺っています。ぜひご参考にしてください。


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