快適な休憩スペース・リフレッシュルーム “内装・レイアウトのポイント”

 

働き方改革の一環として、会社に休憩スペース・リフレッシュルームを取り入れることは近年のオフィス環境作りの定番になってきています。

特に1日8時間以上もオフィスで座り続けるようなデスクワークでは、疲れが溜まっていいパフォーマンスができません。適度に息抜きしてリフレッシュ&リラックスし、やる気を出してもらうためには、休憩スペースやリフレッシュルームは必要です。しかし、ただあれば良いというものではありません。居心地が良いと感じる空間づくりや、利用しやすい環境づくりが大切です。

ここでは、さらなる仕事への活力源となる、理想的な休憩スペース・リフレッシュルームについて、内装デザイン・レイアウト事例をご紹介しながら考えていきましょう。

 

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はじめて移転をされる方も、オフィス移転の面倒さを知っている方も、ニーズに合わせたご提案をいたします。

目次

休憩スペース・リフレッシュルームを設けるメリット

(1)リラックスの場

仕事をしているときは気を張っていることが多く、どうしても気疲れや、精神的なストレスを感じやすいものです。社内にいる間でも、疲れたときにはリラックスできる場所を確保することは、業務効率の改善につながり、また社員に長く会社に貢献してもらうためにもとても重要なポイントです。

(2)社内コミュニケーションの場

退職理由の約20%は、人間関係の悪化だと言われています。同僚と仲が悪いわけではなくても、オフィス内であれば私語を慎み、自然とコミュニケーションが減ってしまうことがあります。

しかし休憩スペース・リフレッシュルームでは、仕事モードから切り替えて、同僚とコミュニケーションをはかり、それが仕事での信頼関係につながることもあります。またコミュニケーションが活性化することで、部署などの垣根を超えたコラボレーションが生まれる場としても期待が持てます。

(3)新しいアイディアがうまれる場

自分のデスク以外に、ラフな社員の居場所を作ることは新しいアイディアのきっかけをもたらすことがあります。

特にクリエイティブ系の職種では柔軟な発想が求められるため、休憩スペース・リフレッシュルームが新しいインスピレーションを得るための環境になりえます。社内の人と話しながらアイディアを出したり、ノートPCを持ち込んでソファ席で仕事をしたりと、「休憩」以外の用途で利用されるようなリフレッシュルームは、従業員の発想・創造力を刺激する空間となり、社内の生産性の向上にも効果が期待できます。

(4)会社の印象やイメージアップに好影響

近年は人材の獲得や定着のために、オフィスの環境づくりに力を入れる企業は増えています。内装のデザインを凝ったり、他社にはない制度を導入したりと方法は企業によって様々ですが、リフレッシュスペースをオフィスに取り入れることも、そうした企業のブランディングの大きな手段の一つです。

おしゃれで居心地のいいオフィスはリクルーターからの注目が上がり、採用に効果的です。

またちょっとした打ち合わせに使えるスペースにすると、来客とカフェ感覚で打ち合わせを行えるので、来客に対しても好印象を与えることができます。

 

 

リフレッシュスペースに求める社員のニーズ

(1)独りになってゆっくり休憩できるスペース

仕事に行き詰ったときや、連日残業で疲れているときなどは、睡眠も取るスペースが欲しい。

(2)軽く体を動かすスペース

長時間座っていると体がだるく感じることがあります。そんなときは、体を動かすことで血の巡りもよくなり、健康面に関しても効果的です。

(3)開放感を感じられるスペース

普段オフィスでは、基本的に閉塞感を感じながら仕事をしているものです。開放感を感じられるような広い面積を有するリフレッシュスペースを作り、仕事の合間にそこを利用してもらえば、心理的にもリラックスができます。オフィスの規模の関係上、そうした面積が取りづらい場合には窓際にスペースを取り、観葉植物を置くなどの工夫をすることでもリラックスできます。

(4)マッサージ

長時間にわたり同じ姿勢で仕事をしていると体が固まってしまうことがあります。そんなときにマッサージをすれば気分も心も軽くなり、仕事にもよい影響をもたらします。

※リフレッシュスペースにマッサージチェアやグッズを完備している企業もあります。

(5)カフェ

仕事の合間に一息つくのにおいしいコーヒーが飲めるスペース(カフェ)があれば、リフレッシュ効果もアップします。また、少し甘い物を取ると脳の活性化にもなり、仕事がはかどるといわれています。

(6)目的によって柔軟に使用することのできるスペース

疲れをとるだけの目的以外にも、様々な場面で柔軟に利用できるスペース。集中できるワークスペースとして使用したり、打ち合わせ(来客との打合せにも)に利用したり、昼食や夜食を取ったり、場合によってはパーティーなども開けるようにすれば、多目的スペースとして利用価値も高まります。

※主だったニーズを上述しましたが、年代や職種によっても求めるものは違うと思います。できるだけ多くの意見を取り入れて、みんなが満足できる理想の休憩スペースに近づけていくことが重要です。

 

快適な空間づくりのアイディア

(1)ワークスペースとはとは全く違う雰囲気で作る

・床を芝生のような色合いにして、まるで公園にいるかのように開放的なスペースにする

・「森のリゾート」をモチーフにした、カラフルなリフレッシュスペースにする

・都会の片隅にあるおしゃれなバーに来たかのような雰囲気のスペースにする

・家のようなあたたかみがある、ゆったりとくつろげるスペースにする

※靴を脱ぐスタイルにしてもいいですし、アロマを炊いたりしてもいいですね。

など、テーマを決めてデザインを工夫してみてはいかがでしょうか。

仕事の延長にならないように、ワークスペースとは全く違う雰囲気にすると、頭の切り替えもスムーズにできます。

(2)窓に面して作る

オフィスが高層ビルの上の方に位置しているのであれば、窓に面したレイアウトにすれば、展望の良い窓から見える景色そのものが癒しになります。特に部屋の中のデザインにこだわらなくても、窓を広く取って自然光をたっぷりと取り込むことで、明るくリフレッシュできるスペースを作ることができます。

(3)カフェスペースを併設

コーヒーを飲みながらお菓子でも食べて、仕事の合間にリラックスすれば、休憩している人同士のコミュニケーションも自然と生まれてくるでしょう。また、取引先のお客様にも利用していただけるカフェスペースにすれば、リラックスした雰囲気の中で話も弾むのではないでしょうか。

最近は優秀なコーヒーメーカーがたくさんありますから、本物のカフェのようにおいしいコーヒーが飲めたら、それだけで人が集まってきそうです。

※カウンターを作たり、照明やソファなどインテリにこだわるのもよいですね。

(4)会社に居たくなるようなスペース

トレーニング機器やマッサージチェアなどを置いたり、様々な自動販売機を設置したり、雑誌や本を置いたり、パティーションで一人になれるスペースを作たり、誰もが利用したくなるスペースになるよう工夫するのもおすすめです。

(5)何にでも使える多目的スペース

休憩をしても、仕事をしても、打ち合わせをしてもよい、オールマイティなスペースにするのもおすすめです。おしゃれなラウンジスペースにして、ソファ席はロールスクリーンを下せば、一人でゆっくりできる個室のように使用することが出来るようにすれば、ノートパソコンなどを使って仕事も出来ます。場合によっては、誕生日会や打ち上げパーティーにも利用できれば、リフレッシュ&コミュニケーションの場として、社員のモチベーションもアップ、業務効率・生産性の向上にもつながります。

また、モニターなどを設置しておけば、そのスペースでセミナーを開くこともできます。

 

まとめ

Google社の研究によれば、社員の生産性を向上させる唯一の方法は、カリスマリーダーがいることでも優秀なメンバーがいることでもなく「他者への心遣いや同情、あるいは配慮や共感」といったメンタル要素が大きい要因になるそうです。

がむしゃらに働き続けるだけでは、他者を思いやる余裕は生まれません。適度な休憩をとり、リフレッシュして業務できるオフィス環境が重要なのです。そのためには、社員が心も身体もリラックス&リフレッシュできる快適な休憩スペース・リフレッシュルームが必要です。

また快適な休憩スペース・リフレッシュルームでは、社員同士のコミュニケーションが活性化し、それが仕事での信頼関係にもつながりますし、新しいアイディアが浮かぶこともあります。

「この会社で働いてよかった!」と思ってもらうには、仕事の内容はもちろんのこと、働く環境もとても大切なのです。より働きやすいオフィス環境を整えることで、会社の印象やイメージアップにもつながり、企業のブランディング、人材確保にもつながります。

自企業の休憩スペース・リフレッシュルームの使い方を今一度考え、充実したものにする工夫を凝らしてみてはいかがでしょうか。

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