今回は150坪という大型の居抜き移転事例のご紹介です。居抜き物件は30坪から100坪くらいの物件が多いため、100坪超の居抜き移転は希少な事例です!
2021年12月に移転された杜若経営法律事務所様にお話を伺いました。
事務所名:杜若経営法律事務所
所在地:東京都千代田区神田小川町3丁目20番地 第2龍名館ビル 8階
事業内容:労働関係専門の法律事務所
URL:https://www.labor-management.net/
ご移転の経緯(理由・目的など)を教えてください
人員増による拡張移転です。
所属弁護士が増え、前の事務所が狭くなったためにオフィスの移転を検討しました。
居抜きでご入居されたことについて教えてください。
当初から“居抜き物件”をお探しでしたでしょうか?
居抜きで物件を探していました。
物件探しの要件としては、広さ、会議室の数を重要視しました。業種柄、来客や会議が多いため、会議室の数は5個以上としました。
物件の引渡し状態はどのような状態でしたか。
とてもきれいな状態でした。前テナントさんはIT系企業で、コロナの影響もあり、ほとんど使用せずに解約されたようです。
パーティションなどの造作のほか、執務室や会議室の什器も一部譲っていただきました。
貴所が入居する際、施工された工事内容を教えてください。
エントランスを当事務所のイメージに合わせて改修しました。また、会議室を一部増設し、セキュリティ設備を追加しました。
エントランスは落ち着いた印象に改修 増設した会議室
居抜き物件のメリットはどのようなところだと思われますか?
コストメリットは大きいと思います。
以前のオフィスは通常のオフィス物件でしたので、入居時の内装工事に多額の費用がかかりました。しかし、当初の計画よりも早く移転することになってしまったので、もったいないなと思いました。
居抜きで退去することができれば良かったのですが、マッチする方が現れず、原状回復することになりました。
居抜きでのオフィス移転は、入居する企業にも、退去する企業にもメリットがあるのではないかと思います。
パントリーも引き継ぎ ハイカウンターエリア リラックスできるローチェア
通常の賃貸オフィスと比較して、“居抜き”で苦労されたことはありましたか?
希望条件に合う物件が見つかるまで時間がかかりましたね。
当事務所の場合は移転の期限がなかったので、じっくりと探すことができましたが、期限がある場合は妥協しなければいけない点も出てくるだろうと思います。
新型コロナウイルスの影響により、オフィスの運用に関する変化を教えてください。また、コロナ禍による運用面の変化をレイアウトに反映させた部分があれば教えてください
リモートワークは導入しています。
以前は対面での打合せが主でしたが、オンラインで行うことが増えました。
新オフィスのレイアウトについて教えてください。
弁護士の席はフリーアドレスにしました。
以前のオフィスでは固定席でしたが、弁護士という職業柄、書類が多く、机に山積みになってしまっていました。
今回の移転でフリーアドレスを採用するために、膨大な数の書類を整理したり、データ化しました。
おかげで、いまは収納に余裕がある状況ですね。
フリーアドレスを採用した弁護士先生のエリア 個人ロッカー 大会議室
小上がり席 会議室
フリーアドレスの反応はいかがでしょうか。
全体的に好評だと思います。
書類が少なくなり、オフィスが整理されました。
以前のオフィスよりもコミュニケーションが取りやすくなったという声もありました。
この物件を内覧した際、印象はどうでしたでしょうか。
希望通りの物件がきたなと感じました。
物件としても交通のアクセスが良いので高評価でした。
内装のこだわりやテーマを教えてください。
やわらかい、あたたかみのある内装にしています。相談に来られる方が入りやすく、落ちつける雰囲気にしています。
働きやすい職場にするために、行っている制度や取り組みはありますか
弁護士という職業は長時間労働になりがちなんですけど、うちはタイムカードを打刻して、長時間労働にならないようにしています。
移転されてから、事務所内の反応はいかがでしょうか。
良いと思います。
拡張しての移転なので、”広い”、”きれい”、移転できてうれしいという反応でした。
市ヶ谷から神保町への移転でしたので、通勤面での不満の声は聞こえていないです。
フリーアドレスの評判も良いですね。書類が整理されたことが大きいと思います。
こんなに片付いている弁護士事務所はなかなか無いと思います(笑)
コロナ禍でオフィスを不要とする流れもありますが、貴所にとってオフィスとはどんな存在でしょうか。
チャットやメールなども使っていますが、直接のコミュニケーションはこういう時代でも大切だなと思います。
ちょっとしたことで話したり、雑談することで、そこから話が発展したりしますよね。
オフィスが無いというのは考えられないと思います。
また、当事務所はオフィスを拡張してきているので、事務所の成長を実感できる場所でもあると思います。
インタビューは以上となります。ご協力ありがとうございました。