【移転インタビュー】100坪から300坪の駅直結オフィスへ拡張移転!SNSで居抜き後継テナントを募集。居抜き退去のポイントとは

今回は、駅直結のオフィスビルに約3倍の拡張移転+居抜きでの入居希望者をSNSで募った移転事例をご紹介します。
JR東急目黒ビルへ移転されたサイバーセキュリティクラウド様にインタビューさせて頂きました。
居抜きで退去することによって、原状回復工事費用を大きく削減することができた今回の事例。お得に賢く退去したい方は必見です、ぜひご一読ください。
会 社 名:株式会社サイバーセキュリティクラウド
本社所在地:東京都品川区上大崎3-1-1 JR東急目黒ビル13階
事 業 内 容 :AI技術を活用したハッカー対策サービスの開発・販売
U R L:https://www.cscloud.co.jp
移転理由 | 事業拡大による拡張移転 |
オフィス面積 | 100坪 → 300坪 |
スリースター営業担当 | 菅(スガ) |

現在のオフィス利用・出社率について
─── オフィスの利用状況について教えてください。
業務委託者や派遣社員を含めると約90名の社員がおり、職種でいうとエンジニア職4割・ビジネス職4割・コーポレート職が2割程度です。
現在の出社率は2割程度で、20名程度が出社しています。コロナ禍初期はフルリモートでしたが、オフィス移転をしてかなり広くなったこともあり、出社人数は徐々に増えています。
─── 新オフィスの運用について教えてください。
新オフィスでは、顔認証方式の入退出管理システムを採用しています。セキュリティカードを家に忘れてしまうことや、たまにしか出社しない方などもいますので、顔認証のほうが便利ですね。
─── ご移転されてから4ヶ月ほどたちますが、社員の方の反応はいかがですか。
評判は良いと思います。特に交通アクセスがとてもよくなったと聞いています。
個人的には駅直結というのがかなり良いと思っています。ビルの下にスーパーがあるのですが、お弁当の品数がたくさんあるのでうれしいですね。
以前は会議室が足らず、〇〇室も利用していました
─── 移転の時期・経緯と目的を教えてください。
このオフィスに移転したのは2022年5月16日です。2018年にこれまでの恵比寿オフィスに移転して、ちょうど4年目で更新のタイミングでした。さらに事業拡大で人数を増やす計画があり「さすがにオフィスが手狭になるだろう」と思い、移転を検討し始めました。
─── 以前のオフィスで抱えていた課題を教えてください。
『執務室の広さ』と『会議室の数』が足りていない状況でした。会議室は3部屋ありましたが、足りないときは社長室を会議室として使用していました。テレフォンブースも3つありましたが、WEB会議が多くなってくると、それもすぐに埋まってしまうという状況でした。
また、駅からのアクセスという点では、歩道橋を渡らなければいけないというところが若干不便でしたね。
─── 新オフィスの会議室の数について教えてください。
新オフィスの会議室は来客用が7部屋、社内用が11部屋ありますので全部で18部屋になりました。
広い会議室は3部屋をつなげての使用が可能です。先日は、弊社のお客様を招いてセミナーを開催したのですが、今後は共催という形で社外の方とも利用していきたいと考えています。そこから社外の方と接点を持てたら良いなと考えています。
せっかくの駅直結なので、うまく活用していきたいですね。

内見したものの、一度は検討外に!?再検討のきっかけは“タイミング”

─── 今回物件を選ぶ際の条件や、重要視されていたことを教えてください。
物件は『広さ』と『駅からのアクセス』とを重要視し、エリアは『恵比寿・目黒・渋谷』で検討しました。以前は青山なども検討していましたが、社員数も増え、通勤エリアも広がったことからJR沿線を中心に検討するようにしました。
─── こちらの物件を内覧したときの印象はいかがでしたでしょうか。
駅直結ですし、アクセスが良いというのが最初の印象でした。
当初は低層階の募集区画を内覧させて頂いたのですが、日が当たらず暗い印象だったため、検討外としていました。
その後、上層階区画に空きが出たということで、改めて上層階を内覧させて頂きました。内覧してみると、眺望が良く、室内も明るかったので検討を進めさせて頂くことになりました。
─── オフィス面積は100坪から3倍になりましたね

そうですね。当初は倍くらいかなと考えていましたが、やっぱり広い方が良いと思い、結局床面積は3倍になりました。
席数は100席くらいあります。そんなに席数を増やす気持ちはなく、ゆとりをもって使いたいと考えています。
4つのエリアで“社員が出社したくなるオフィス”に

─── 内装でこだわった点やテーマを教えてください。
“社員が出社したくなるようなオフィス”というテーマがあります。いろいろとこだわりはありますが、特に挙げるとすると4つのエリアを作ったところですね。『個人作業向けの集中できるエリア』『チームで協働できるエリア』『オンライン会議がしやすいエリア』『休憩や就業後に交流できるエリア』です。
座席はフリーアドレスなので、気分や作業にあわせて席を移動することが可能です。




─── コロナの影響でレイアウトに反映させたことはありますか。
席の間隔はゆとりをもって配置するようにしました。
テレフォンブースは3つのままですが、テレビ会議やリモート業務がしやすいエリアを新しく設けました。
また、新オフィスではコア内貸室にインサイドセールスが架電する為の部屋とウェビナー配信スタジオ、倉庫を設けて運用しています。
多様な働き方が選択できるハイブリッドワークを実現
─── 働きやすい職場にするために行っている制度などはありますか。
コアタイムがないフルフレックスタイム制度を採用しています。テレワークの利用制限なども設けていません。
また、テレワーク支援手当を全社員に支給しており、通信費や水道光熱費などに当てて頂いたり、設備購入費に使って頂いたりしています。
─── コロナの影響でオフィス運用に変化はありましたか。
以前はリモートワークは週に1回とか、一定以上の役職者だけというルールや制限がありましたが、それを全て開放しました。フレックスタイムも以前はコアタイムがありましたが、コアタイムをなくしています。
全ての会議室にホワイトボードを設置、オフラインならではのコミュニケーションに
─── コロナ化でオフィスを不要とする考えもありますが、御社にとってオフィスはどのような存在ですか。
オフィスの存在は必須ですね。やはりコミュニケーションをとるきっかけが作れると思います。
テレワークについては、人によって意見が分かれると思いますが、コミュニケーションが取りづらくなったという声も少なくないです。メンバーからの相談が減ってしまったり、困っているときでも、こちらから声をかけることができなかったりと、オフィスでは日常的にできていたことがテレワークのみではコミュニケーションロスが発生していることがあると思います。
オフィスであれば、険しい顔をしていればこちらから声をかけて、ホワイトボードを使って説明もパッとできたりしますよね。作業の進捗も確認しやすいので、そういう意味ではオフィスでのコミュニケーションは必須だと思っています。
私のチームでは、出社日を設定していて、みんなで集まってミーティングをしています。
新オフィスでは全ての会議室に大きなホワイトボードを設置しました。オンラインでは言葉でしかコミュニケーションが取れませんが、ホワイトボードに書くことで意思の疎通を図っています。頭の中にあることを図や絵にすることで、相手にも伝わりやすいと思いますし、認識を合わせることで、非効率を回避できると思います。
SNSで居抜き後継テナントを募集!
─── 以前の恵比寿のオフィスは居抜きで退去されたとのことで、その際のことを伺えますでしょうか。
私と弊社の代表がSNS(Facebook)で居抜き後継テナントを募集しました。メッセージベースのお問い合わせはたくさん頂きましたが、内覧に来られた企業は、全部で10社くらいですね。

内覧希望が来た際は、スリースターさんに対応をお願いしました。「後継テナントの方は、ロゴ以外はそのまま使うとおっしゃっていたので、入居工事費用を軽減できたとおっしゃっていました。 (担当:菅) 」
─── 居抜き退去で苦労したことはありましたか?
2つ前の渋谷のオフィスが居抜きで入居した物件だったのですが、そちらの退去の際にすごくやりとりに苦労したので、今回はかなりシンプルな内容で進めさせて頂きました。貸主も居抜きでの退去に了承して頂けたのでスムーズに進みました。内装をかなり造りこんでいましたので、原状回復工事費が浮いたのは大きかったですね。
ありがとうございます。質問内容は以上となります。
JR東急目黒ビルについて

物件名 | JR東急目黒ビル |
所在地 | 東京都品川区上大崎3-1-1 |
竣工 | 2002年3月 |
JR東急目黒ビルは目黒駅に直結しており、JR山手線、東京メトロ南北線、都営地下鉄三田線、東急目黒線が利用できます。地下にはスーパー、1階2階には飲食店が入居しており、大変便利なオフィスです。