虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 森ビルが開発


 

東京メトロ日比谷線は新駅「虎ノ門ヒルズ駅」を、2020年の東京五輪開催前に供用を開始する予定で開発中ですが、新駅と一体的に開発され、これからの都市再生モデルとなるプロジェクトが虎ノ門一・二丁目地区市街地再開発準備組合によって推進されています。

今回はこのプロジェクトのご紹介をいたします。

「虎ノ門ヒルズ駅」を中心に3棟の建物、地上・地下に広場が設置されます。

 

目次

建築概要

 

所在地:東京都港区虎ノ門208番1ほか

 

建物1:(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー

主要用途:事務所、店舗、ホテル、集会場、駐車場等

竣工:2023年7月予定

規模:地上49階、地下4階、塔屋1階

延床面積:238,642.82㎡

 

建物2

主要用途:店舗等

竣工:2023年11月予定

規模:地上4階、地下3階

延床面積:8,750.79㎡

建物3

主要用途:事務所、共同住宅(12戸)、店舗、子育て支援施設、駐車場等

竣工:2023年7月予定

規模:地上12階、地下1階

延床面積:7,986.11㎡

 

プロジェクトの特徴(都市再生への貢献)

①新駅整備と連携した都市基盤の強化・拡充

・駅とまちをつなぐ立体的な駅広場(合計約2,500㎡ /地下2階~地上2階)の整備・鉄道~端末交通のシームレスな乗換えを実現する公共的駐輪場の整備

・新駅と周辺市街地、まちとまちをつなぐ重層的な歩行者ネットワークの整備

(地上、地下、デッキレベル)

・虎ノ門エリアの多様な都市活動を支えるまとまりある広場空間の創出②国際競争力を高める都市機能の導入

・虎ノ門エリアの新たな象徴となるビジネス発信拠点を設置

・国際ビジネス拠点に相応しい国際水準の宿泊機能を設置

・外国人就業者・居住者等のための情報・交流拠点の導入により、周辺で導入が進む多様な

機能との連携・役割分担を図り、エリア全体の国際競争力の向上に貢献する

②環境への取組と防災機能の強化

・街区再編により、約750㎡の公園を整備

・区道1014号線の拡幅(幅員15m)及び歩道状空地(幅員6~7m)による

赤坂・虎ノ門緑道の整備

・エネルギーの効率的な利用と熱負荷低減への取組を進め、東京都建築物環境計画書評価制度における段階3を目指す

・コージェネレーションシステム(CGS)や地域冷暖房(DHC)の導入によるエネルギーの効率的な利用を図る

・需給連携による高度エネルギーマネジメントシステムやBELSを用いたテナントエネルギー使用量実績開示システムを導入し、ソフト面の取組による環境負荷低減を図る

・災害時等、系統電力供給が遮断された場合、コージェネレーションシステム(CGS)と

非常用発電機により、災害時に必要な電力を確保

・系統電力供給が遮断された場合、非常用発電機により約72時間分の電力を確保

・約950人分の帰宅困難者一時滞在施設と3日間分の受け入れに備えた防災備蓄倉庫を整備

③景観形成に関する方針

・虎ノ門新駅周辺エリアの中心にふさわしいまとまりと個性が共存した景観を形成する

・通りの連続性と駅前地区としての特殊性に配慮した沿道景観を形成する

・多様なまちの利用者の見る・見られるの関係を演出したにぎわい景観を形成する

 

(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー

①ロケーション&アクセス

・既設の「虎ノ門ヒルズ 森タワー」の西側に隣接

「虎ノ門ヒルズ」の各ビルとはデッキで繋がります

・東京メトロ日比谷線新駅「虎ノ門ヒルズ駅」に直結、銀座線「虎ノ門駅」へも地下通路で

直結します

・建設中の「虎ノ門ヒルズビジネスタワー」(2020年竣工予定)1階には、約1000㎡のバスターミナルが設置され、都心と臨海部を結ぶBRT(バス高速輸送システム)や、空港リムジンバスが発着する予定です

②フロア概要

・低層階:商業施設、国際水準のホテル

・中高層部:オフィスフロア(詳細は発表されておりませんが、既設の「虎ノ門ヒルズ 森タワー」と同規模程度、国際水準のオフィス施設となります)

・最上部:ビジネス発信拠点(大企業やベンチャー企業、起業家から広く一般の方にも開かれた交流施設を設置、新たなビジネスやイノベーションの発信拠点を目指しており、国際ビジネス拠点の一層の強化を図ります)

 

グローバルビジネスエリアの中心に位置する虎ノ門に、東京メトロ日比谷線新駅「虎ノ門ヒルズ駅」と一体的に開発される「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」は、国際水準のオフィス、ホテル、商業施設、交通インフラなど様々な機能を備えた、真の国際新都心グローバルビジネスセンターとなります。

世界中のビジネスリソースを引き寄せ、新たな潮流を生み出し、そして世界へ影響を与える磁場として、企業のさらなるグローバル化・ステージアップにつがる拠点となることが期待されます。


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