BCPの定義

BCPとは事業継続計画のことを指します。災害が発生してしまった場合に重要な業務を中断させないことや仮に中断してしまったとしても再開時には迅速に事業を展開することによって、クライアントからの信頼を獲得するという部分がBCPの狙いになります。BCPを行うことで企業の価値が向上するという効果が得られるでしょう。

BCPの3つの対策

BCPにはBCP対策と呼ばれるものがあります。これは3つの要素で成り立つ対策となっています。

建物の対策

まず1つ目が構造に関する対策です。構造に関する対策では揺れを抑えることを考えていくでしょう。免震構造と呼ばれるシステムを利用して揺れを吸収する工夫を行っています。地盤と建物の間に免震の装置を設置することで揺れが軽減されるでしょう。この効果によって人命の安全を確保できるようになり、建物本体やオフィスの内部における損傷を防いでくれます。構造では制振装置も組み込んでいるので、地震が発生したときの揺れを小さなものに抑えてくれる効果も生み出すでしょう。

設備の対策

2つ目が設備による対策です。この対策では災害が発生した場合にも事業がストップしないようにするために非常用の発電機を設置するような工夫を行っています。設備を増設できるように余裕のあるスペースを生み出しているので、バックアップを考えている場合にも対応できるでしょう。

事態の管理体制対策

3つ目が管理です。災害が発生している場合にはオフィスを利用している人だけでは対処が難しい場合があります。トラブルが起きているのでパニックを起こしている場合もあるでしょう。そういった状態に陥った場合にオフィスを貸してくれている会社が対応してくれることがあります。夜間や休日でも復旧活動を行ってもらうことで事業がストップすることなく、継続できます。ビジネスが止まらないので金銭的な損害も未然に防ぐことができるでしょう。
災害が発生したときに、この3つのBCP対策を導入することでオフィスを安全に利用できて、ビジネスを継続していけます。

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