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このあたりの歴史は古く、荻窪駅は明治24年に開業されました。当時は、原野と林と畑ばかりが続く寒村地帯で1日の乗客数は300人ほどでした。その30年後の大正11年に高円寺駅と阿佐ヶ谷駅が開業しました。当初、1駅の予定でしたが地元の強い要求により、高円寺駅と阿佐ヶ谷駅の2駅ができました。その結果、駅間隔が1．2km～1．4kmと他駅と比べて短いです。開業から1年後、関東大震災と太平洋戦争が起きたことで、下町の多くの住宅が壊滅し、家賃も物価も安い高円寺、阿佐ヶ谷、荻窪地域が移住先となり人が増え始めました。昭和30年代になると、郊外に建設された団地などからの通勤者が急増し、電車の混雑度は300％になり、パンク寸前になりました。その対策として高架複々線化を行い、高円寺駅と阿佐ヶ谷駅は高架駅となり、JR以外に東京メトロ東西線も通るようになりました。荻窪駅は貨物線の跡地を増設し、地上のままで複々線化し、JRと東京メトロ東西線のほかに東京メトロ丸の内線も開業しました。今では、高円寺駅と阿佐ヶ谷駅の一日の平均乗客数は4万人以上、荻窪駅は16万人以上と賑やかな駅になりました。

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